ヨガセラピーの様子

■ヨガセラピーとは

■ヨガセラピストとは

ヨガセラピストは、痛みや体の不調から来るストレスの緩和、再発の防止、健康回復と維持のためのヨガを教えられる知識とスキルを持ったヨガ・インストラクターのことです。(ヨガセラピストは診断や治療といった医療行為はしません。)

ヨガは健康で若くて体の柔らかい女性のためのエクササイズというイメージが先行していますが、ヨガは病気や痛みを抱えている人や高齢の方にも役立ちます。アメリカでは既に1500-2000万の人たちがヨガを日常生活に取り入れており、医療現場でのヨガの導入も広がっています。

日本では、このような動きはまだ始まったばかりで圧倒的にそのスキルを持つ人が不足しています。当協会(一般社団法人ヨガメディカル協会)では、日本で唯一のIAYT(※国際ヨガセラピスト協会)メンバースクール(2019年1月現在)として医療、介護、福祉の現場で安全にヨガを指導できる知識と技術を有したヨガセラピストの育成と、活躍できる体制作りを始めました。

IAYT–国際ヨガセラピー協会とは
1989年にアメリカで設立されたセラピーとしてのヨガの研究と教育を支え、50ヶ国以上の国で働く5,600人以上のヨガセラピストを輩出してきた世界的な組織です。RYTで有名な全米ヨガアライアンスとIAYTでは、その共同声明において、ヨガセラピーの分野はIAYTの管轄であるとして、RYTのみの資格でセラピーという言葉を使うことを禁じています。

現在多くのヨガスタジオで教えられているヨガは、普通の人には難しいものもたくさんあります。無理をして行えばむしろ健康被害をもたらすこともあります。

ヨガセラピーは「呼吸ができる人ならだれでもできるヨガ」をコンセプトに、健康な人はもちろん、病気の人にも、年齢を重ねた人にも十分な健康効果を感じていただけるヨガであり、ヨガセラピストとは、だれにでも、そのようなヨガを指導できる知識と対応力を持った人材のことです。

わたしたちは、ヨガセラピーを受講した方々が、気づきやリラックス、そして笑顔を得てスタジオを後にする姿を数多く目にしてきました。人に寄り添い支え、喜びを分かち合えるやりがいのある仕事がヨガセラピストです。

講座受講者
ヨガセラピスト養成講座の様子

■ヨガメディカル協会の認定プログラム

講師陣は各分野一流の専門家

日本ヨガメディカルの認定ヨガセラピスト養成講座の講師陣は、心と身体のつながり、病気と健康について深い知識と現場経験を持つ専門家たちです。

多くの医療従事者に支持されています

協会では長年理事をお務めいただいている、外科医、免疫学者、漢方医である新見正則先生を始め、がん研有明病院副院長の大野真司先生、国際医療福祉大学大学院の岡 孝和教授、 昭和大学医学部医学教育学講座教授の高宮有介教授、マインドフルネス講座の講師も務めてくださっている精神科医で禅僧の川野野泰周先生など、さまざまな医療分野の80余名の医療従事者の方々が、協会のメディカルサポーターとなって、協会が推奨するヨガセラピーの医療現場への普及の協力と応援をしてくださっています。また、最近では自ら、YMSJ認定ヨガセラピストとなって、自らヨガの普及をしてくださっている医師、看護師の方も増えてきました。

日本ヨガメディカル協会メディカルサポーター

国際基準の質の高いヨガセラピスト認定プログラム

2018年12月、当協会の講座の一部が日本で初めて医療におけるヨガの国際的標準化団体として50ヶ国以上で認知されている「国際ヨガセラピスト協会」(通称IAYT)に認可されました。また協会は日本で唯一のIAYT正式メンバースクールでもあります。さらに、協会には日本に6名しかいないIAYT認定セラピスト(C-IAYT)の内の2名が講師として在籍しています。C-IAYTはアメリカのIAYT認定校で1000時間のヨガセラピーの学びを修了したセラピストのことです。

日本ヨガメディカル協会は、アメリカの国際ヨガセラピスト協会と連携しながら日々着々と日本全国の医療関係機関や医療関係者とのつながりを築くとともに、ヨガが医学、医療の分野でも安全で効果があるかどうかを確率的な情報として示す検証結果、臨床事例を積み重ねようとしています。当協会の卒業生であることがヨガセラピーとして信用と信頼のステータスとなるよう取り組んでいます。

ヨガセラピストとしての高いスキルと即戦力が身につく

当協会卒業生が、医療現場でも即戦力として自信を持ってヨガセラピーを教えることのできる高いスキルを培うために医師・看護師・理学/作業療法士・薬剤師などの医療者や患者、患者会とも連携してデザインされた質の高い講座を提供しています。

専門力を持ったヨガインストラクター育成:シニア向けヨガ、ビジネスマン向けのストレス軽減のためのマインドフルヨガ、病気治療中の患者さんなどの医療サポートができるヨガを教えることができるスキルが身につき、ヨガインストラクターとして活動の場を広げることができます。

※現在フィットネスクラブの会員に占めるシニア層の割合は30%以上と年齢別で最も高くなっており、ますますシニアに特化したスキルを持ったヨガインストラクターが求められています。

開かれた学びと成長の場

ヨガセラピストを目指される方だけでなく、セラピーとしてのヨガや高齢者のためのヨガについて関心をお持ちの方、ご自身のヨガの知識をさらに深めたい方にもご参加いただけます。

自分のペースで受講できる

講座は、自分の関心があるところ、スケジュールに合ったものから受講順を問わず自由に学ぶことができます。また、お支払いは、事前の一括納入ではなく各講座ごとのお支払いが可能ですので、5年以内であれば自分のペースで学べます。

コロナ蔓延対策防止策として、2021年度より協会の認定コースは全てZoomにて受講し認定まで修了できるようになりましたが、今後もオンライン認定は続けつつ、対面クラスも再会していきます。(記:2023年3月)


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