ここ奥信濃にも一昨日からウグイスの声が聞こえるようになり、春の訪れが感じられるような気候になり、黒姫山も妙高山も雪が解け、残雪をいただくと言う風情になってまいりました。

私たちのコースの中で最もポピュラーな黒姫高原御鹿池コースと野尻湖像の小径コース。

雪解け水が御鹿池へ、水音も軽やかにとうとうと流れ込み、池の周りの柳が柔らかなグレーの毛皮のコート?を脱ぎ捨て、淡い黄色の花が陽を受け輝いています。そして、童話館の前では、コブシも咲き出し、ヤマザクラ、カラマツの芽吹きもちかしです。

象の小径は春を告げる、黄色の花々(キブシ、アブラチャン、クロモジ)が、咲き始め、湖畔よりの風は少し冷たくも、鮮烈な空気に心身が早春を感じ、続く若葉青葉の時期が楽しみです!

そして、春に葉っぱの色がアントシアニンのムラサキ色になる山野草があります。葉は可愛いピンクの花をつける頃にはミドリ色へと変わっていきます。森がみどりに覆われていないので地面にまで陽が当たり、丸い葉っぱがキラキラと輝いて、まるで鏡のような「イワカガミ」の群落です。

そして、象の小径、足元にクマの足跡を発見、そろそろ私同様に熊も活動をし出したのかな~と思いました。クマと言えば冬眠明け、ミズバショウやザゼンソウの根などを下剤よろしく食べ、冬中に身体にため込んだものを全て出し切るのだそうです。

春の山菜には抗酸化作用があると言われています。そして、この苦み成分が私たちの身体も冬の眠りから、活動へと目覚めさせてくれるのではないでしょうか。季節の物を旬の時期にいただくことは、私たちの身体にとっても良いことですね。

さて、コロナが明けたと言う事なのでしょうか?森へのお客さまも戻りつつあるように感じられます。つい先日は、ご自身も森林セラピーやマインドフルネスを提供されていると言う、アメリカからご家族と森をご一緒させていただきました。その折にフキノトウの一片をかじっていただきました。そして、春の山菜の苦みはアンチエイジングとお話をしました。フキノトウで作ったフキ味噌の味と香りにも春が感じられます。あたたかなご飯にフキ味噌は食欲をそそりますね。

象の小径にも春を告げる、黄色の花々(キブシ、アブラチャン、クロモジ)が咲き始め、湖畔よりの吹き上げる風は少し冷たくも、鮮烈な空気に心身が早春を感じます。

つづく若葉青葉の候が楽しみです!

信濃町のサクラはこれからですが、近隣に夜桜で有名な場所があります。信濃町からは車で約1時間程の新潟県上越市の高田城址公園です。約4,000本のサクラがお城を背景にライトアップされる様子は日本三大夜桜に数えられるだけのことがある風情かと思います。信州にお越しの際は、少し足を延ばして尋ねられてはいかがでしょうか。


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Yogini.Rie (間瀬理江)のプロフィール
長野県信濃町在住
2003年 信州・信濃町「癒しの森®」森林メディカルトレーナー®取得
2010年 米国セドナにて200RYTを取得
2022年 日本メディカルヨガ協会ヨガセラピスト認定

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