2024年6月、東京大学の研究チームは「心拍数を意図的にコントロールする神経メカニズム:ヨガの仕組みに迫る新たな脳内機構の解明」という研究結果を発表しました。

この研究では、17匹のラットを対象に、心拍数が低下すると報酬系の脳が刺激され、快感を得られるように訓練を行いました。5日間の訓練の結果、ラットの1分間の心拍数は平均約450回から約200回にまで低下し、その効果は訓練後も10日間持続しました。また、この間にラットの不安行動が減少したことも確認されました。

ヨガセラピーでは、心と体のリラクゼーションを促すために、穏やかな呼吸と心拍数を維持しながら、ゆっくりとした動きを行います。この研究結果は、ヨガセラピーが心身の健康に与える効果を科学的に証明する画期的なものと言えるでしょう。