ヨガクラスで「死体のポーズ」「屍のポーズ」を聞いたことはありますか?
普段からヨガに親しんでいる方にとっては、このポーズはヨガクラスのご褒美であり、デザートです。一見、リラックスのポーズに思われるかもしれませんが、本来の目的はリラックスではなく、自分の魂が身体を抜け出し、朽ちていく死体としての自分を客観視することが本来の目的だったと言われています。
実際のクラスでそこまで説明を受けることはありませんが、今の命(生)を充実させるために、自分の病老死を意識することの大切さは「メメント・モリmemento mori」(死を忘れるな)というラテン語の警句を通じてもよく知られています。
セラピーとしてのヨガクラスでは、参加者が自分の命(生)と向き合うプロセスとしてこのことが紹介されてもよいのではないか、と思っています。
例えば、こんな聞き方もあるかもしれません。
QOL(クオリティオブライフ)といったときのライフに何を想像しますか?
ヨガは研究においてQOLを高める、といいます。
これは実際にはQOL質問票によって評価されたもので研究として報告されますが、そのエビデンスを受けて皆さん自身は何を期待することになるでしょうか。ヨガをすることで
- 心身の調子(生命) が高まるのか、あるいは(2) 生活する上で楽になることが増えるのか はたまた(3) 人生や自分が生きる意味に影響を与えるのか。そのいずれかでもあり、すべてでもあるのか。
ヨガセラピストには、ぜひ参加者の方々にセラピーとしてヨガを行うことの意味を問いかけてみていただきたいと思います。
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