森林セラピー®の先進地、信州信濃町より、森林浴、森の自然、四季の移ろい、日々の気付きなど、森林メディカルトレーナー® Yogini Rieが綴ります。

寒暖の差が激しい今日この頃ですが、みなさまにはお元気にお過ごしのことと思います。

気温が下がり、体調をくずしてから私は外出する(森に出かける)ことがなく、PCに向かう日々が続いていました。風邪の症状がすっきりと抜けず家にずっとこもっておりました。

私の家は木々に囲まれてはいるのですが、この体調の悪さは「森が足りていないのでは?」とふと思い、お天気も良くクロモジの枝も少し必要だったので、森に出かけることにしました。

野尻湖畔の「こども未来の森」へ着くとすっかり葉を落とした木々の間から、頂上付近に雪をいただいた妙高山と静かにたたずむ野尻湖の冷涼とした佇まいがありました。その美しさに思いっきり両手を広げ胸をひらき、深呼吸をしたい気持ちになりました。

野尻湖から妙高山を望む2023年12月

クロモジの香りを感じながら何度か呼吸を繰り返すうちに身体がとてもすっきりとしてきました。家では時折せき込んでいたのに森で過ごす間は、それも無く段々と気分が良くなってきているのが分かりました。
勿論、落ち葉の道をゆっくりと歩いてきたのも功を奏してですが、やはり「森の効果」有りと実感しました。

さて、みなさんは「自然欠乏症候群(Nature Deficiency Syndrome)」という言葉をご存じでしょうか?

「あなたの子どもには自然が足りない/リチャード・ルーブ著」2005年にアメリカで出版された書籍があります。この中に「自然欠乏症候群」という言葉が出てきます。或いは自然体験不足障害(NDD)。信州信濃町アファンの森財団/C.W.ニコルさんが、Webナショジオ・インタビュー 記事で詳しく説明されています。

本来、狩猟民族だった私たちが森から離れて暮らすようになり、子供に限らず大人にも自然が足りていないのが現状ではないでしょうか?

医学の祖と言われる古代ギリシャの医聖ヒポクラテスは「人は自然から遠ざかると病に近づく」という言葉を残しています。

寒さに向かい屋内での生活が増える時期になりますが、みなさんも「何だか体調がすぐれないな~」と思ったときには近くの公園や森へ出かけて、植物や木々などの自然触れ、ゆっくりと深く呼吸をしてみてはいかがでしょうか?

黒姫童話館前眺望・ピンク色の夕焼け空

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Yogini.Rie (間瀬理江)のプロフィール
長野県信濃町在住
2003年 信州・信濃町「癒しの森®」森林メディカルトレーナー®取得
2010年 米国セドナにて200RYTを取得
2022年 日本メディカルヨガ協会ヨガセラピスト認定

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