医療関係者






松原昌代さん
看護師/看護学校教師

●認知症対応型グループホーム看護師(リラクセーションプログラムとしてヨガセラピー提供)
● がんに影響をうける全ての方々のための場所「マギーズ東京」非常勤看護師(リラクセーションプログラムとしてヨガセラピー提供)
● RYTヨガインストラクター養成校座学講師、実技講師
● 医療施設職員向けメディカルヨガクラス開催
● プロジェクト「じぶんのちから」にて個別生活相談・個別ヨガセラピー対応

ヨガセラピーに関心を持つようになったきっかけはなんですか?

以前はがん専門病院で看護師をしていました。不満はありませんでしたが、いつしか他の視点や方法も一緒に用いながら、患者さんやご家族に寄り添いたいと思うようになりました。

日本ヨガメディカル協会のヨガセラピーについてどうやって知りましたか?

自分自身のために無理なくできるヨガを探しており、自分がメディカルヨガを行う中で 「これは患者さんやご家族にも恩恵が大きいのでは」と思い、医療現場に導入するために本腰を入れて学びはじめました。

患者さんやご家族の中には現状で精一杯な方々も多くいらっしゃるので、ヨガセラピーは負荷をかけずに無理なく気軽に試していただける方法であったこと、またヨガセラピーを通した患者さんやご家族との関わりが、自然に私自身のケアにもつながっていたことが大きな決め手になりました。

ヨガセラピーの様子

ヨガメディカルで講座を受けた感想を教えてください。

自分のペースで受講できること、ヨガだけでなく、様々な関連する分野に精通されている講師の方々からお話をうかがえること、同じ志を持つ仲間と出会えることがありがたく思います。

ヨガセラピストになってみてどう人生が変化しましたか?

看護の仕事の中だけでなく、普段の生活においても、ものごとの捉え方や相手との関わり方が変わってきました。まだまだ変化の途中でもありますし、一言では表現できずすみません(笑)

ヨガセラピストになってみて見えてきたことはありますか?

ヨガセラピーという一つの方法に取り組むことで、自分への恩恵→患者さんやご家族への恩恵→医療職介護職への恩恵と気づきを広げてきましたが、今思うのは病気であってもなくてもどんな仕事でも働いていてもいなくても大人でも子供でも全ての方々が、ときどき自分を感じて大切にすることを思い出せる、そんな社会でありたいなということです。

看護師

今後の抱負を教えてください。

ときどき自分を感じて大切にする。そのための方法はヨガセラピーという選択肢でなくとも、人それぞれのやり方でよいと思っていますが、無理な負担なく行えるヨガセラピーという方法があることをいろいろな方に知っていただきたく、引き続き体験会などの機会を提供できる人材を育成してまいります。

またこれまでどおり患者さんやご家族はもちろんのこと、「ケアする人のためのケア」も、より充実させていきます。 疲弊しがちな医療職・介護職の方々が、自分をケアする機会を持ち、自分を日々大切にしていくこと。それがひいては患者さんやご家族へのより良いケアにつながっていくことを体感として知っていただけるよう、継続した活動をしてまいります。

そして……全てはよき形になっていると知りつつも、子供のころにヨガセラピーの考え方や方法を知っていたら今ごろどうだったかな、と未だ夢想する私。我が子らも含めた今の子供たちの中に過去の小さな私を見つけ、一緒にヨガセラピーを行える未来も作ります。

たくさんの豊富ですが一歩ずつ。皆さまとともに歩みを進めていくことがとても楽しみです。どうぞよろしくお願いいたします。