今、私は何を選んでいるのか?

私のお師匠さんから戴いたジュディス・ラスターさん著「A year of living your yoga」には日めくりカレンダーのように毎日ひとつ心に沁みる言葉が記されています。たとえば3月29日の言葉。

私たちは認識や行動の習慣に囚われてしまいがちです 。テレビの前で何も考えずに食事をしたり、のんべんだらりと過ごしていることに 気づいたら、自分に問いかけてください。「今、私は何を選択しているのだろうか?」「それは私の人生、そして世界の人々の人生を豊かにするでしょうか?」 と。

内閣府が公表した2022年度(令和4年度)「青少年のインターネット利用環境実態調査」の結果によると、10歳以上の小中高校生はネットに約4時間41分も費やしているそうです。大人でも、恐らくネットだけでなく、テレビの視聴も加えれば、相当な時間数になると思います。

朝起きて最初に見るのがスマホ、寝る直前に見るのもスマホ、そして日中の隙間時間もスマホ、気づかない内にインターネットの世界に夢遊病者のようにさまよい続けていませんか?

そういう私も、たとえば天気をチェックしようとスマホを手に取ったのに、スクリーンに現れる新着ニュースやお知らせ通知を反射的にタップ、気づいた時には、インターネットの迷宮をさまよった末に、一体わたしは何をしようとスマホを手に取ったんだっけ?ということの、なんと多いことか・・・

そんなパブロフの犬のような無条件反射的な行動を止めるには、とにかくまずタップしそうになる自分に「気づく」こと。そして一つゆったりと呼吸をして、「今、私は何を選択しようとしているのだろうか?」と自分に問いかけ、さらに目をつぶって、「この行動は私の人生や世界の人々の人生を豊かにするのだろうか?」とさらに問いかけてみることです。

そんな些細な気づきの積み重ねによって、古い負の習慣が新たな正の習慣に塗り替えられていくことでしょう。

アウシュビッツに収容されながら生還した精神科医そして心理学者のヴィクトル・フランクル(著書に「夜と霧」など)も同じようなことを言っています。

刺激と反応の間には空間がある。そのの空間には、私たちの反応を選択する力がある。私たちの反応の中に、私たちの成長と自由がある。--ヴィクトル・フランクル