日本ヨガメディカル運営事務局の山崎航さんにお話をうかがいました。

-山崎さんが、この協会に関わることになったきっかけ、どんなご縁があったのかを教えてください。

数年前に「類上皮血管内皮腫」と言う病気が肺・肝臓・肋骨に転移している状態で見付かり、休職・復職しましたが体力的に厳しくて会社を辞めました。

その時、体調不良前からお世話になっていた奥村さん(協会 理事)・内野さん(協会 監事)が経営する株式会社Bel-cieloに有り難いことに雇ってもらえる事になりました。

株式会社Bel-cieloは横浜でヨガスタジオ&オーガニックカフェを運営している会社であり、日本ヨガメディカル協会の事務局を兼ねています。転職と同時に協会業務が待っていたので、現在も治療しながら通常業務と協会業務をしています。

奥村さん・内野さんから頂いた御縁が無ければ、私が協会と関わる事は無かったです。

-お仕事の内容をさらに教えていただけますか?

①問い合わせ対応・②講座開催時の会場準備と③協会代表理事からのムチャブリの対応がメイン業務です。(笑)

①問い合わせ→日本では「ヨガセラピー」は新しい言葉なので「何をするのか?」「どんな団体なのか」「セラピストになったら何ができるのか」の問い合わせが多いです。

②会場準備→必要書類の事前作成、備品用意、当日受付です。

③ムチャブリ→有りすぎて覚えてないのですが印象深かったのを一つご案内します。2018年の夏、上野動物園にパンダを見に行ったのですが休園日でした。パンダを諦めて買い物して帰宅しようとしたら、上野駅で強い視線を感じたんです。視線の方向に目を向けたら偶然いたんですよ、代表理事が。そのままお取引先様との商談に訳もわからず連行。買い物袋を持ったままTシャツ・ハーフパンツ・サンダルの姿で商談の席に座るのは人生初でした。(笑)

ヨガセラピーは少子高齢化の日本おいて、様々な面でとても可能性のある分野

-さらにお仕事の中で苦労されることなども教えてください

以前は、現場勤務の仕事をしていました。スタッフ同士の距離が近く、情報共有・意思の疎通がしやすい環境で勤務していました。協会は全員が別の拠点で活動したおり限られた時間でのコミュニケーションで業務処理をしています。通信機器のみでのコミュニケーションに早く慣れる事が今の目標です。

-協会に関わられるようになってから、ヨガセラピーに関して何か思うこと、考えたことはありますか?

少子高齢化の日本おいて、様々な面でとても可能性のある分野だと思います。具体例を挙げればキリが無いので割愛しますが、医療関係者・介護関係者の方々が講座に参加されている事が何よりの証拠と言えます。

求められるパイオニア精神

話が逸れますが、今協会は「日本版ヨガセラピー」をしっかり土台作りする時期でもあります。今、ヨガセラピストを目指す方達には「自己管理能力」・「奉仕の精神」に加えて「パイオニア精神」も必要と思います。また、この三項目だけは御本人様次第なので協会ではどうすることもできません。強い気持ちを持たれたセラピストによって5年後・10年後、世界に誇れる「日本版ヨガセラピー」が生まれるのを楽しみに協会業務をしております。

偉そうな事を申し上げましたが、実は私ヨガ・医療に関して無知なんです。「患者さんと患者さんの周りの方達がヨガセラピーによって少しでも明るく楽しく過ごせますように」って、想いだけで協会の手伝いをしているので、この質問を頂くまで深く考えていませんでした。(笑)