「15年間、医者は私は二度と補助なしに歩くことはできないと言いました。そして私は、その言葉を受け入れました。47歳の退役兵。空挺部隊として湾岸戦争で傷を負いました。」という言葉から 動画は 始まります。まずは見てください。言葉は要らない感動の動画です。
和訳:
何度もパラシュートで地上に降りることで腰や膝を痛めたのです。
そして、とても太りました。とてもとても太りました。
歩くことも走ることもできず、ほとんどのヨガインストラクターは私を受け入れることを断りました。
たった一人を除いては。
彼は私のことを全く知りませんでしたが私を信じました。ほかの誰も信じなかったのに、、、
何度も倒れました。
でも、その度に起き上がりました。
私は、可能かもしれないと信じ始めました。
「今日できなくても、いつかできないとも限らない。」
6ヶ月で100ポンド(45キロ)減量。
彼らは間違っていた。
それは可能だった。
自分が達成できることを決して過小評価してはいけない。
自分自身を信じる時。
決してあきらめるな!
10ヶ月で140ポンド(63キロ)の減量。
心と体と呼吸を結びつけるヨガの可能性
この動画は2013年のものですが、彼は現在、高校教師として数学を教えながら、人々を勇気づける講演などもこなしているそうです。
彼の復活の道のりを助けたDDP(ダイアモンド・ダラス・ペイジ)ヨガの創始者は動画にも出てきていますが、刺青ばりばりの元プロレスラーで、彼のヨガの宣伝文句は、野太くしゃがれた声で「あんたのママがやってるヨガじゃねーよ!」と、笑っちゃうほどの強面(こわもて)です。
DDPさん自身も、元はプロレスで腰を痛め、彼の奥さんにヨガを薦められて始めたところ、驚くほど柔軟性と筋力が向上し腰痛が治ったことからリハビリ体操を合わせたヨガを考案したそうです。
現在、星の数ほどのヨガスタイルがありますが、肝心なことは、自分が共鳴できるヨガを見つけて、どのように自分の心身の健康に役立てるかということです。Booman氏の場合、軍人出身ということもあり、ハードコアなスタイルが合っていたのかもしれません。また、強面先生と精神的に共鳴するところもあったのかもしれません。
Booman氏が、あるサイトのインタビューの中で、呼吸の大切さにも触れています。
「私は息をすることを学びました。自分自身の呼吸に気づいたのです。そして呼吸をコントロールできるようになっていきました。自分の呼吸をワークアウトの助けにすることを学びました。そしてそのことによって、バランスと安定と耐久力を得ることができたのです。」
体と心と呼吸が、いかに密接に関係しているかを物語るとともに、セラピーとしてのヨガの可能性を十二分に感じられる動画です。
村松ホーバン由美子:日本ヨガメディカル協会公認講師&WEB編集責任者
E-RYT500、C-IAYT(国際ヨガセラピスト協会認定セラピスト)、介護予防指導士、米国シニアヨガ指導士、ムーブメントセラピー指導者、ORIGINAL STRENGHTH認定プロフェッショナル、日英通訳翻訳。埼玉県在住。
【担当講座】「解剖学② ヨガセラピー✖筋膜」「ヨガ✖ポリヴェーガル理論✖自律神経」「様々なポーズの軽減法」