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「ライフスタイル医学」ということばをお聴きになったことがあるでしょうか。

 ライフスタイル医学とはライフスタイルを変えることによって「病気を予防する」だけでなく「治療する」ことを目指す医学の新しい流れです。

 世界中でパンデミックになっている新型コロナウイルスでは、生活習慣病の基礎疾患のある患者さんは死亡率が高いことがわかっています。しかも、WHOによれば、世界中の病気の7割が感染症以外のライフスタイルが原因によるもので、コロナのパンデミック以前から、世界中に蔓延していたのです。

 そんな中、生活から根本的に病気を予防し、治していくライフスタイル医学が注目されています。その根底には、ライフスタイルを本気で変えると病気の予防と治療ができるというエビデンスが集まってきた現状があります。

 誰もが、ずっと健康で、元気で、若々しくいたいと願っています。しかし、私たちの周囲には確かな健康情報が不足していて、その混乱は目を覆うばかりです。ネットにあふれる健康情報のうち、医学的、科学的根拠に基づいているものはごくわずかです。 

 ライフスタイル医学では確固とした医学的なエビデンス(根拠)を重視しています。日本メディカルヨガ協会でも科学的な検証を重視していますが、医学に関連するあらゆるメソッドには統計学的に検証された科学的なエビデンスが求められています。

 今回、日本ライフスタイル医学会会員で日本内科学会総合内科専門医でもある高木篤先生に10回シリーズの講座をしていただくことになりました。

 本講座では、ライフスタイル医学のエビデンスに基づき、なぜそれが効くのか、なぜそうすべきなのか、原理、統計データ、メカニズム、研究成果をわかりやすく解説していただきます。理論だけでなく、高木先生個人の体験も踏まえながら、具体的に明日からどうしたら実践できるかについても丁寧に解説していただきます。

今回のシリーズはリアルタイムとアーカイブのハイブリット講座です。

 今回のシリーズでは以下のような新しい取り組みをしています。

①オンライン講義を、リアルタイムとアーカイブ(保管動画)(※1)のハイブリッドで視聴できるようにしました。アーカイブ版であれば、お好きなところからお好きな順番で受講可能です。 講座は1回ごとにテーマがありますが、他の回の内容にも触れながら、1回ごとに完結し、学びがあるように工夫されています。

※1…アーカイブは講座開催日の1週間後を目安に公開予定です。公開時にご予約者さまへメールにてご視聴方法をご連絡致します。

②高木先生のご講演は、リアルタイムで視聴することもできますし、後でアーカイブで何度でも視聴することもできます。

③リアルタイムの参加が難しい場合、最初からアーカイブ版の視聴目的でもお申込みいただけます。その場合、動画視聴可能なる時期は講座開催日のおよそ1週間後となります。

④受講料は1回の講座につき5000円(協会会員価格)で、講座ごとにご予約、ご購入いただきます。見たい講座だけを選んで視聴することが可能です。

⑤万が一、リアルタイムで受講できなくても、1年以内であれば、いつでも何度でもアーカイブから視聴できます。後で他の回をアーカイブ版で追加申し込みすることも可能です。

今回のシリーズの特典

 今回、高木先生のご厚意により、以下の特典をおつけします。

①レクチャーに使用したスライドのPDFと、ご講演に使用した論文集や、資料もダウンロードできます。これだけで学びがぐんと深まります。

②講座の視聴後に、いつでも講師の高木先生に質問ができます。リアルタイム視聴の方は講座日から1年間、アーカイブ申し込みの方は、動画購入日から1年間、いつでも、何回でも高木先生に質問ができます。 

 確かな知識は行動を変え、人生を変えます。本講座で深く学び、確かな健康生活を手にいれましょう。

講師 高木篤先生 プロフィール

 大腸内視鏡の専門医として3万件の検査で2万個のポリープを切除。医学書を3冊出版する一方、患者向けの大腸がん予防の紙芝居を8年間上演した。2014年、尿路結石と高血圧発症を機に、食事を菜食中心に変更し、15kgの減量と血圧の正常化に成功。2016年よりアメリカのライフスタイル医学の学会に毎年参加している。ポリープをとっても減らない日本の大腸がんに危機感を覚え、ライフスタイル医学への転身を決意し、2018年、名古屋市内の総合病院の消化器内科部長を退職。内視鏡を続けながら日本ライフスタイル医学会会員として、研究、講演、執筆、翻訳、学会運営に取り組んでいる。名古屋大学医学部卒。日本内科学会総合内科専門医。

10回シリーズの内容

ご予約はタイトルをクリックしてください。クリックしても変わらないものは現在予約ページ作成中です。予約開始の際はメールニュースでお知らせしていきますので、よろしければこちらのページの赤いタブ「Mailで受信」からご登録ください。

①3/28(日) 10~11時 第1回 ライフスタイル医学の基礎

 ライフスタイル医学の6つの柱は食事、運動、睡眠、メンタル、禁煙・減酒、つながり、です。「本気でライフスタイルを変えると病気が治る」というエビデンスが世界中で集まり、ライフスタイル医学の機運が高まってきました。世界的に見ると、いわゆる生活習慣病がほとんど無い地域や、ブルーゾーンと呼ばれる百歳以上の百寿者が多数暮らしている地域があります。そうした地域にはライフスタイルに特徴があります。一方で、世界的には2型糖尿病が爆発的に蔓延し、日本のように大腸がんが増えている地域もあります。本講座では、ライフスタイル医学の解説と、その成果について、特にアメリカのライフスタイルクリニックでの臨床的なエビデンスを交えて紹介します。病気を遺伝子による運命的なものと考えると、医者や医療でしか治せないものになりますが、食事等のライフスタイルの変化よって、遺伝子のスイッチのオンオフを調整したり、腸内フローラを味方にすることができます。病気になる運命は自分で変えることができ、それによって親と同じ病気で死なないですむのです。

②4/11(日) 10~11時 第2回 植物食の真実

 この回では、植物食の驚くべきパワーとそのエビデンスを紹介します。まるごとの野菜や果物による植物食は、がん、心臓病、脳卒中、高血圧、糖尿病、認知症予防への効果が立証されています。植物食の抗酸化力、繊維の持つパワーを解説します。逆に肉、乳製品、卵などの動物食の問題点や腸内細菌に与える影響についても解説します。良質の植物油や魚は問題ないのかについても解説します。家族との折り合いのつけ方や野菜や果物の調理の工夫も解説します。

③4/24(土)  15~16時 第3回 身体能力と植物食

 草食という言葉は、肉食に比べてひ弱というイメージがありますが、本当にそうでしょうか。この回では、タイタニックやアバターのジェームズ・キャメロン監督が提供している完全菜食主義のアスリートのドキュメンタリー映画「The Game Changers」を紹介しながら、骨粗鬆やフレイル(加齢に伴う身体の虚弱化)を防ぎ、本当に体を強くする食事について解説します。アミノ酸神話や蛋白やカルシウムを摂るには動物性食品という誤解を解き、植物食で栄養は足りるのかという疑問にもお答えします。

④5/8(土)  15~16時 第4回 糖質制限・脂質制限とダイエットの真実

 糖質制限という言葉はよく耳にされると思います。本当にこれが健康的なのかを解説します。血糖を上げない低GI(グリセミック・インデックス)食、果糖中毒や血液の糖化の恐ろしさ、糖質制限と心臓病の関係、脂肪と糖質の気になる関係、成人病の根本原因である内臓脂肪、コレステロールの真実、果糖と果物の決定的な違い、本当のダイエットのコツ、適切なBMIについての誤解、ヴィーガン食の問題点についても解説します。

⑤5/22(土)  15~16時 第5回 腸内細菌と腸にやさしいライフスタイル

 腸内フローラという言葉もよく耳にされると思います。腸内細菌は人体で何を行ってるのでしょうか。この回では、肥満・糖尿病・うつ病と腸内細菌、人工甘味料と腸内細菌の関係、抗生物質と腸内細菌の関係、腸内細菌が作る動脈硬化の元、善玉菌を増やすための食物繊維、ヨーグルトは本当に健康食か、クローン病や潰瘍性大腸炎などを改善する食事について解説します。

⑥6/6(日)  10~11時 第6回 がんとライフスタイル医学

 2019年の日本女性のがんの死亡数は、大腸がん、肺がん、膵臓がん、胃がん、乳がんの順になっており、二人に一人ががんにかかる時代です。がんは何故発生するのでしょうか。この回では、大腸がんの専門家でもある高木先生が、がんを予防するにはどうしたらいいか、運動、食事、メンタルヘルスから見たがんの予防、がんになったらどうしたらいいか、がんの標準的治療の考え方、末期がんから生還した人たちに共通する9つのライフスタイル、自分で治療を決定することの重要性などを解説します。

⑦6/19(土)  15~16時 第7回 老化とライフスタイル医学

 いつまでも若々しくあるにはどうしたらいいのでしょう。ベストセラー「ライフスパン」では、老化を避けることのできる病気と考え、遺伝子組み換えを含む高度の先端医療を行うことで、相当健康寿命を伸ばすことできることが紹介されていますが、ライフスタイルの範囲で、自分でもできることがたくさんあります。この回では、細胞寿命の回数券と言われているテロメアの伸ばし方、少食と長寿遺伝子であるサーチュイン遺伝子との関係、寒冷刺激と長寿、長寿が多い世界の地域、ブルーゾーンの特徴、フレイルを予防する方法などについて解説します。

⑧7/3(土)  15~16時 第8回 運動とライフスタイル医学

 運動は体を丈夫にする効果だけだとお思いではないでしょうか。しかし運動の持っている力はそれだけにとどまりません。今回は、運動が、がん、肥満、心臓病、うつ病、ADHDなどの発達障害、認知能力の向上に与える効果について解説します。また、体操・筋トレ・有酸素運動の違いも説明します。具体的な運動についての提案もします。

⑨7/18(日)  10~11時 第9回 メンタルヘルス、人とのつながり、睡眠

 今回は盛りだくさんです。まず、メンタルヘルスについて解説します。まずは、ストレス反応の中枢である扁桃体を抑制するため方法として、前頭前野を活性化する、感情を客観視する、マインドフルネスで現在の自分の感覚に意識を向ける、一点に集中する、トラウマを解除する、愛情ホルモンであるオキシトシンを増やす、などについて脳科学に基づいて解説します。また、ポジティブ心理学、生きづらさを手放す方法、「ねばならない」「完全主義」「善悪主義」の害、矛盾に対する寛容さ、自分を慈しむセルフコンパッションの重要性、SNS、ニュースとの付き合い方なども取り上げます。また、人とのつながりが実は健康にとって一番大事だったというエビデンスについて解説します。最後に、睡眠の重要性についても解説します。

⑩8/1(日)  10~11時 第10回 子供の健康とライフスタイル医学の未来

 今回は子供を持つお母さんに是非聞いてほしい内容です。実は動脈硬化は小児期から始まっています。野菜をたくさん食べる子供の知能や体格には特徴があります。子供は何を食べたらいいのか、子供を野菜好きにするコツも解説します。今回は、シリーズの最後として、ライフスタイル医学の未来についてその展望も解説します。本来、ライフスタイル医学は個別性を重視していますが、その人個人の遺伝子からオーダーメイドのライフスタイル指導がなされる未来も間近に迫っています。ライフスタイル医学は、患者さんが自分で自分の健康をコントロールする力を与えます。ライフスタイル医学は現在のように医療の補助ではなく、むしろ未来の医療の中心となるべきです。