当協会のメディカルサポーターである、駒野宏人先生が新刊を上梓されました。駒野先生は脳科学、コーチング、薬学の専門家としてそれぞれを掛け算されながら、ご自身も日々ヨガを実践されています。

ヨガを行うことで得られるメリットを呼吸、マインドフルネス、運動それぞれで起こるメカニズムを、専門用語を用いながらも大変わかりやすい言葉で解説してくださっています。

知っておきたいホルモンの名前や働きについても、生活の中の具体的な例を通じ説明をしてくださっているため、私たちヨガセラピストがクラスやセッションにおいてどういう意識づけをしていったら良いのかの参考になります。

ヨガを学ぶには歴史を学ぶと良いと言われていますが、それと同じように、人を知るには人の進化の過程を知ることが大切だということが、この本を読むとよくわかります。ご興味のある方は、ぜひお手に取られてみてください。

文責:岡部 朋子

駒野宏人先生のプロフィール

岩手医科大学薬学部・神経科学分野教授。薬学博士。米国CTI認定プロコーチ(CPCC)、ICF国際コーチ連盟認定プロコーチ(ACC)。日本NLP協会認定NLPプロコーチ。東京大学薬学部卒業後、同大学助手、米国スタンフォード大学・ミシガン大学医学部研究員、国立長寿医療研究センター室長を経て2007年4月より現職。大学院の頃よりヨガを始め、現在、NPO法人日本YOGA連盟に所属。専門の神経科学・脳科学の研究・教育活動以外に、生きがいや意欲を引き出すコーチングやヨガ・瞑想の指導も行っている。